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张艺兴 - 20160115「極限挑戦」映画版

 見てきたー! ひっでえオチだなwww

 レイくん含む6人の男性芸能人が、極限状態(大体は時間制限)で色んなゲームをさせられる、上海東方衛生局によるバラエティ番組の映画版です。画像は公式weiboの宣伝用を引用しました。

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 テレビ版のレビューは下記を見てくれ。まだわたしも3回までしか見てないけど。

 まず最初に言っておきたいのは、レイくんの出番はあまりありません。テレビを見てから行くだろうので単純にレイくん目当てで行く人はいないと思うけど、映画が進むにつれてあの6人のメンバーが一人ずつ減っていくんですが、レイくんは最初に消えます。これは他スケジュールとの兼ね合いおよび知名度の問題だと思われます。

 ネタバレになるけど、消える順番は下記の通り。

 ①レイくん ②王迅 ③黄磊 ④小猪 ⑤紅雷

  小猪と黄磊以外は順当かと。てかポスターが最大のネタバレだよね! 劇場で見た瞬間、これ黄渤がメインなんだって察したよ。

 ざっくりしたあらすじとしては、本映画の撮影をしていた6人が落雷により1662年にタイムスリップ、その先で皇帝と皇女様の元に招かれます。財宝の話に目を輝かせたりしているうちに、どさくさに紛れて誤って皇帝を殺害。慌てて2016年に戻る6人。しかし戻ってみると皇帝殺害により歴史が変わっていて、6人はまったくの別人となっていた! なんだかんだあって、400年前の財宝をこの手にすべく(?)いつものようにゲームに参戦することになり……。

 みたいな? 全然ざっくりしてないし分かりにくいな。まあ本物を見てください。テレビ番を理解できるのであれば映画もだいたい分かります。わたしはちょいちょい分からない部分があったけど、大筋には支障ないくらいでした。

 行く前は「テレビ版と尺変わらないんだから第二シーズンの一回目にすればいいのに」と思ってたけど、映画館で見るのはやっぱ楽しいよね。笑 公開二日目なので小さい映画館はほぼ満席、中国人は上映中の反応もいい(逆に反応が悪いのって日本だけなのか?)のでコメディ系は適しているんですよ。もっかい劇場で見たいなー。

 テレビ版と違うのは、演技がかなり入っているところ。ゆるゆるゲーム部分やわちゃわちゃは役者の素でやってるのかもだけど、一応ストーリーがあるのでみんな演技してます。

 結論としては、あの番組を好きな人には絶対笑えるので、ぜひ大陸に映画を見にきてください! うちに泊まってくれていいから!笑

 

 さて、ネタバレ全開であらすじ紹介します。公開中の映画について書くのは微妙だけれど、日本では公開もDVD発売もされない映画の日本語紹介だからな……。明日以降元気があったら感想も付け足して体裁を取り繕います。わたしが騒ぐことで、一人でも多くの人がYoutubeの本編を再生してくれるといいなと願っている。てか映画を見て!!

 一度しか見てない状態&中国語力底辺だから間違ってるとこ大いにあります、ご了承ください。

 

出演者紹介 

 初っ端の登場シーンから笑わせにかかってます。あの明朝風の衣装を着た黄渤が田んぼを歩いているところに、スマホで電話がかかってくる。ここで観客は時代劇ではないと気づくわけですね。黄渤さんは奥様と会話しており、「紅雷兄がまだ来ないから撮影始められないんだよー」的なことを言ってたような。

 彼がロケバスの近くに歩いて行き、他メンバーの紹介が始まります。黄磊と王迅が出てきて、「あいつ眉毛描くのに何時間かかってんだ?!」などと言い合っている。次に自撮りをしているレイくんが映り、「小猪兄も一緒に入ろうよ〜」と小猪を呼び寄せる。写真を見た小猪が「俺黒くない? 化粧足りなくない?! スタイリストさーん化粧補って!」と画面を横切って、最後に顔面王こと紅雷の登場です。「顔面王は化粧に時間がかかるのだー!」とか言いながらね。

 撮影に突入。紅雷が凧を揚げるのを、後ろでレイくんがサポートしてます。他四人は後ろから追っかけようとしてたかな? もうちょっと待機しろと命じる監督に、「早く始めないと雨が降ってくるよー」とレイくんあたりがせかす。「凧を揚げてる最中に雷落ちたらどうするんだ、保険に入ってるんだろうな?!」「ちゃんと入ってるから心配しないでください」とギャグを挟みつつ、ようやく本番スタート。満面の笑みで凧の紐を引いて走り出す紅雷おじさま。しかしガッツリ落雷に打たれ、「紅雷兄!!!」と走り寄ってきた五人も感電し、タイムスリップ。

 

1662年にタイムスリップ

 飛んだ先でも田んぼは田んぼのままでした。ふらふら起き上がって「みんな無事か?!」と確認し合う6人。近くにある人形の腕が落ちており、「これ紅雷兄じゃないの?! 紅雷兄どこ行った?」「紅雷がいない!」「テメーが紅雷だよ!!」とメガネメガネ的なコントもやります。するとどこからともなく矢が飛んできて、人形の腕を貫通。

黄渤「これって本物?」
王迅「本物だよ、だって痛いもん……」

 呻く王迅さんの尻には同じ矢が刺さっている。王迅さん早速番組一の不憫っぷりが全開だよ!! かわいそう!

 大量の矢をかいくぐり、6人はどこかの門の中へ。するとなぜか警備の人たちに歓迎される。この辺よくわかりませんでしたが、皇帝か皇女様が予言していたんですかね。スマホのカレンダーに1662年(1600年代は確実だけど下二桁あやしい)と表示が出て、マジかよ?! ってギャグやってるあたりがスマホ依存度の高い中国っぽいなと。

 皇帝の前に通され、美しい皇女様と面会。紅雷おじさんが真っ先に鼻の下を伸ばす。レイくんも至近距離に迫られて顔を赤く(画面効果で)していました。財宝が何だとか皇女を娶るだとか寝屋をともにするだとか、世界観の説明が入ります。

黄渤「俺もう奥さんいるんだけどこの時代って一夫多妻可能?」
レイ「僕は会社に恋愛禁止されてるんですけどどうしましょう」
皇帝「会社とは何だ」
レイ「僕を管理している……会社?」
皇帝「お前たちを管理しているのはこの私である!」

 くらいしか覚えてないなー。皆寝屋をともにしたがるんだけど、おそらく皇女様の気を損ねたら打ち首とかそんなことを言われ、またも王迅さんが貧乏くじを引く羽目に。勘弁してくれよ、と王迅は自分の尻に刺さっていた矢を抜いて「皆動くな! 動くなよ!」と警備員を脅し、それでも迫られたのでえいやと矢を投げてみたら、何と皇帝の喉に突き刺さって皇帝が崩御

 ほうほうの体で門の外に逃げていくと他5人が落雷待ちをしており、「俺も入れてくれよ!!」と王迅さんもすんでのところで落雷in。

 めでたく現在に戻ってきて、極限挑戦ロケのセットを発見して喜ぶ6人。しかし監督に泣きつくと、「お前たち誰だよ、極限挑戦撮影してるんだからどっか行ってくれ」と言われてしまう。そんな馬鹿な?!

「俺たち無しでどうやって極限挑戦を撮影すんだよ、俺は黄渤だぞ!」と彼が懐に入れていた身分証(中国の公式身分証、これと携帯電話番号がないと現在中国では何もできません)を出すも、名前が黄渤ではなく「黄牛?」に変わっている。最後の一文字覚えてないけど牛がフラグだからよろしく。「俺の銀行口座2元しか金残ってないんだけど?!」と騒いでたのは王迅か小猪か。監督が「何言ってんだ、極限挑戦はこの6人だぞ」とポスターを掲げるんだけど、これがハリウッドスター勢揃いの、肖像権とか大丈夫ですかと尋ねたくなってしまう代物でな!笑 レオ様がいたのだけは覚えています。

 とにかく「歴史が変わってしまったのでは?」と思いついた6人、王迅さんが「俺が皇帝殺しちゃったからかな……」と告白して黄渤と紅雷から袋叩きの刑。もー王迅さん完全に出川ポジションですから。歯も出てるし。まあ日本ほど過度のイジリにはならないんですけど、かわいそうです。

 まずは二度の落雷でボロボロになった服どうにかすっかー、ってことで山に分け入り温泉に浸かる人の服を奪う6人。小猪が女性服を着て女装してひとしきり笑い、紅雷の長ズボンの裾を切って半ズボンにして笑い、皆楽しそうでした。

 お着替えを済ませて山道を進むと、掘っ建て小屋で将棋をしている今風の若者に出会う。彼は400年前から生きている?皇帝の側近だったのか何なのかで、お前たちを待っていた、ゲームをするだの言い出すんですね。出ましたゲーム。

 

一回戦

 公式weibo見てる方はご存知と思いますが、馬鹿3人組(紅雷・王迅・レイくん)と精鋭3人組(黄渤・黄磊・小猪)のチーム分けはここで出てきます。そしてここでしか使われません。笑 全編通してこのチームで戦うのだと思ってたらまったくだよ!!

 この2チームに分かれて、橋の上での騙し合いをするんですね。ルールがイマイチ分からないのだが、橋を渡るチームは、事前に宝箱から相手チーム?の貨幣ネックレスを身につけるor身につけないを選択し、橋の上へ。迎え撃つチームは、渡る者がネックレスを持っているかorいないかを判断して当てなければならない。

 この試合、何と三馬鹿チームが全勝します。先行の精鋭チームは誰もネックレスを持たず、三馬鹿チームは全てそれを当て、後攻の三馬鹿チームは全員がネックレスを持っていき、精鋭チームはどれも当てることができなかった。意外だ。

 王迅さんの番で迎え撃つことになった黄渤さんが「王迅にネックレスを持つ勇気なんてないだろう」と見くびり、しかし王迅さんはちゃんと持ってきていた! シーンは王迅応援隊のわたしガッツポーズでした。ただしちゃんとオチがあって、最終走者のレイくんは相手チームの小猪を化かすことができたんだけど、そもそもネックレスを身につける時点で取り出すべき箱を間違えていたのでした。だから得点の移動があまりなかった。てかどっちが勝ったのかわたしは分からなかった。今後の展開からして、レイくんのポカミスで三馬鹿が負けたんだろうな。

 しかし紅雷おじさんのレイくんへの声援は熱かったですね! 「いーしん! いーしん!」と運動会で孫を応援する祖父のように声かけをしておりました。紅雷おじさん、レイくんをかわいがりすぎだろう。

(視聴者のわたしが)よくわからぬままに、6人は今晩の宿へ案内されます。古そうな建物ですが、豪華なことは豪華な様子。地下室もあるけど不穏すぎて、到着時はちゃんと中身を確認せず。

 夜もふけ、黄磊以外の5人は二階の寝台の上でおしゃべり。一人先に寝ている紅雷おじさんを黄渤さんが弄ったりなど。するとスマホを操作していたレイくんが「ここでも天猫(ネット通販大手、この番組のスポンサー)が使えますよ! 即時発送してくれるって」と言い出す。何買う? と四人で相談していたら、寝ているはずの紅雷が「長ズボン……」と口にし、「足が寒いんだなw」と布団代わりの藁をかけてあげるシーンも。

 5人が就寝したところで、レイくんのスマホにメッセージが。何と先ほど頼んだ天猫の物資を地下室に配達したというのですね。「もう来たのか、早いな……」と降りていくレイくん。階下で一人考え込んでいる黄磊に「一緒に来てくれない?」と頼むも、黄磊はそれどころではない様子で、渋々一人で地下室へ。真っ暗な階段を降りて行った先で、レイくんの瞳に写り込む赤い光……。

 黄磊はというと、下から黄渤を呼びます。まだ起きていたor起こされた黄渤は、黄磊の求めに応じて階下へ。このとに何を話していたかは忘れましたが、「艺兴は?」「地下室に天猫からの荷物取りに行ったよ」「こんな時間に? 出てくるの遅くない?」などと言葉を交わし、2人も地下室へ。

 地下室には天猫の赤いダンボール箱だけが残されており、レイくんはいません。恐る恐る中身を確認すると、レイくんが着ていた衣装が入っている。のみならず、下着も入っているwww これはただごとではないぞ……となっているところに「22:00 张艺兴消失」というテロップ。

 そう、これ以降レイくんは出てこないよ!!笑

 

二回戦

 艺兴どこ行っちゃったんだろうな〜と話しながら、荷馬車に揺られて先に進む5人(小猪は歩いていたかもしれぬ)。行く手に突然現れたのは、石の市場。山の少し開けた場所に、20人くらいの人が地べたで石を売っています。ここで紫龍王だか何だかって人と会いなさいと言われる。

 それで大入道みたいな人がゲームのルール説明しようとするんだけど、紅雷が彼の後ろから息を吹きかけたり、メガホンで「紫龍王に会わせろ!!!」などと叫びまくったりやりたい放題。「おい彼(大入道)が台詞忘れちゃっただろw」と黄渤あたりが笑っていた。

 説明によると、この中から一番価値のある石を見つけ出した者には会わせてやると。高価な石を探す目利きゲームですね。

 早速石を見始める5人。紅雷が中から一つ大きな石を持ってきて、「これは絶対高いはずだ、ちょっと切ってみろ」と大入道に迫る。電動ノコギリ的な道具で切断したところ、出てきた断面はよくある……何だっけあの石、トイレとかに使われる種類の。つまり高価ではありません。黄渤さんかなあ、「価値はあるよ、トイレとかの内装に使えるだろwww」と大爆笑する横で、「こうやって断面を下にして立てたら飾りにも使えます」と投げやりになる紅雷。残念でした〜!

 まあこれは前座で、今度こそ真面目に石を探し始める面々。途中で紅雷が石を二つ持って王迅を招き、「この石は2000元(うろ覚え)するんだ、お前にやる」。王迅の紅雷信用度は−10パーセントですが、疑った彼が市場の人に「この石は価値がありますか?」と尋ねたら、ありますという答えが。信頼することにした王迅。なんてチョロいんだ君は。笑

 皆選び終わったので、石の審査に向かいます。待っていたのは先ほどの大入道。予想どおり、彼自身が紫龍王であるとのこと。柔道着のような上着を脱いだら、腹には龍の刺青が。「本物か?」「ちげえだろ」と笑い合うおじさま方。

 一番価値のない石を選んだ者が脱落、先に進めるのは4人だけと言われ、ドキドキしながら順不同に石を見せていく。細かい順番は覚えてないけど、黄磊が選んだ「2万元はする」という石が800元しかなくて、がっかりしていたのは印象的だった。笑 一人ずつ見ていって最低値の一人はずっと保留状態にされるので、最後に残ったのは黄磊と、未審査の王迅です。ついに王迅の石を観察しはじめる紫龍王

龍王「これは……価値がないわけではないが……」
王迅「いくらなんです?!」
(緊張する黄磊)
龍王「お前ら4人は先に行ってよいぞ」

 一人残された王迅。もうお分かりですね。紅雷おじさんが彼に掴ませたのは一文にもならないクズ石でした、という回想が入る。同じチームだった王迅を騙すなんてひどいぞ紅雷おじさん!笑 「こんなの一銭の価値もない!!」と紫龍王に石を投げ捨てられてしまう。ショックを受けた王迅はそれでもめげずに、ガードマンを振り切り「俺も先に行くんだー!」と4人のもとへ。おいおい良いのかよ。

 と思っていたら、いきなり始まるボート対決。カヌーでも競技用のボートでもなく、一人乗りゴムボートでしたよね。何でこんな流れになったんだろう全然覚えてない……。

 王迅さんがリポーターとなって、次々川に乗り出していく彼らの解説をします。これがなかなかうまいんだ、さすが芸能人。一番手?の黄渤は転覆、二番手?の小猪も転覆、次の黄磊も注意深く進むも転覆、四番手の紅雷おじさんは最初に引っかかって危うく進めなくなるところをうまく回避するも転覆、結構な下流までどんぶらこと流れていきました。

 最後に残った王迅もボートチャレンジ! 個人名とともに体力と知力ゲージが表示されていることにここに来てようやく気づきました。王迅は体力:100、知力:20だった気がするな……他の4人のも確認したいな。

 しかし下流で待っていた4人の元に流れてきたのは無人のボート、中には前歯の差し歯が残されているのみで、王迅本人は忽然と消えていたのであった……。何だよ差し歯って、こっちが本体なのかよ。紅雷が下の歯に装着して遊んでたけど、上の歯ではないの?w

「12:00 王迅消失」とテロップも出ちゃいました。まあ石探しで負けたときから消失は決まっていたよね。紅雷の策略だったけどね。ひたすら王迅さんが不憫になる二回戦でした。

 

三回戦

 ここ細かな部分を理解できてないっす!

 王迅亡きあとも山奥に進んでいく4人は、洞窟に行き当たります。地面に文字が刻まれた石盤があることに気づき、何だろう……と読み上げていたら、突然洞窟内に灯り(松明?)がともっていく。慌てふためく4人に、激しい髪型をした男性が現れて声をかけます。紅雷が「手榴弾でも使ったのかその髪型w」的いじりをしていた。紺色の浴衣っぽい衣装をまとったこの男性が三回戦の司会です。

 ゲームの内容は、これがまたよく理解できずですね。金の棒と銀の棒があって、4人それぞれがどちらかを選んで男に差し出すんですよ。4人のうち1人だけ色が違う人がいたら、その人が今回の脱落者って言ってたのかなあ。結果的にはそうなったんだけど、説明では「勝った1人が連れて行くのを2人選ぶ、残り1人が脱落」って言っていた気がする。

 作戦会議をするならどうぞ、と司会の男性が促し、なぜか紅雷&小猪/黄渤&黄磊に別れて相談を始める。あの組み合わせは何だったんだろう。前者が「俺が勝ったらお前のこと選んでやるから」と短絡的なw相談をしていた反面、後者はもうちょっと深い話し合いをしていた様子。

 ついに一人ずつ、棒を投じていきます。最初は小猪だったかな? 次が紅雷で、ここで髪型いじりをしていたのかもしれない。続いて黄渤、最後に黄磊。全員が終わったところで、4人が何色を投じたのかを司会が発表して行きます。うろ覚えだけど、前3人が銀色で、黄磊だけが金色だったっけ?

 黄磊が金色を投じることは、紅雷&小猪チームの予想外の行動でした。「何でお前がその色を……」とざわつく2人。一方の黄渤はもちろん知っており、大層神妙な表情で頷いていた。3:1に別れたらはみ出しものの1人が強制的に居残りって話だったのか、黄渤が紅雷&小猪を選んで黄磊を残したのか、残念ながらきちんと理解できませんでしたが、とにかく黄磊の残留が決定。

 先に進む3人がわちゃわちゃしながら出て行って、黄磊と司会の男(四天王の一人という位置づけか)が2人で向かい合う。元々タイムスリップしたときに皇女様から6人の名前を書いた表札のようなものをもらっており、それは財宝を暴く上で必要な道具なんだと思うんだけど、それを黄磊は「こうしたらどうかな?」と火にくべてしまう。ささやかな反抗ですね。けれど司会の男はふっと笑って火を消し、悠々と表札を拾い上げる。唖然とする黄磊。男は立ち去り際に、黄磊の周りに燃え盛る火を配置するのであった……。

 あの6人の芸能界序列だと黄磊が3番目っぽいので、ここで消えるのは小猪だと思ってたんですけどね! 年齢バランスが悪くなるからシャッフルしたんだろうか。さよなら黄磊おじさん!

 

四回戦

 ずんずん進んで行く3人、山を抜けて田んぼらしき場所にやってきました。紅雷と小猪がずっと「鷹」の発音を繰り返していたの、きっと台湾人の小猪の「鷹」の発音が「因」に聞こえるから紅雷が教えてあげていたんだよね。途中で小猪は投げ出したっぽいけど。

 道の途中に櫓が立っていて、上にはおじいさんが。四回戦の司会ですね。

 おじいさん曰く、気球(でかい熱気球が田んぼの中にセットされている)に乗って最終決戦場までたどり着けるのは2名だけであると。ここでも1人を脱落させなくてはいけないと言います。

 脱落する1人を決めるために、3人は順番に櫓に登ることに。最初に上がっていったのは黄渤。おじいさんはピストルと銃弾を差し出し、「これで1人殺せば2人になるぞよ」的なことを言う。震える手でピストルを持つ黄渤、「これならどうだ!?」とおじいさんに銃口をつきつけるんだけど、下の2人があまりにも平和なわちゃわちゃ(鶏の鳴き声を真似ながら黄渤ー!と叫んで黄渤ダンスを踊る。超絶かわいいけどアホっぽい)をしていた(のはこのときだっけ?w)がために、力が抜けて座り込む。

 こっからロシアンルーレットです!!

 黄渤の次に上がって行ったのは確か小猪で、一つしか弾の入っていないピストルを自分に向けて撃つんだな。セーフ。そして二つ目の弾をこめる。3人目の紅雷もセーフで、三つ目の弾をこめる。一巡して黄渤に。ここで1/2の確率(弾をこめた後に回しているとして)……セーフ。四つ目の弾をこめて下に降りて行く。

 視聴者としては、小猪がドボンなのは分かり切っているわけですよ。笑 だって番組の看板は、どう考えても紅雷と黄渤だから。ポスターで常に前面を飾れるのはこの2人なんです、脱落はあり得ない。だからある意味安心して見ていられる。

 小猪もそろそろドボンだと察しているので、2人を抱きしめ「愛してるよ」と言い残して櫓に上がっていきます。ほどなくして、沈鬱な顔の紅雷&黄渤の耳に響き渡る銃声。

 小猪、アウト〜〜〜!! でも黄磊より長く生き残っただけでラッキーだよw

 

五回戦

 気球に乗って〜どこまで行こう〜♫ これ撮影は雲南でやってたんでしたっけ? すごい綺麗な山脈が広がっているよね。行ってみたらただのど田舎なのかもしれないけど。

 2人は「光明頂」とかそんな感じの名前がついた山の上の方に到着。そこにはこれまでゲームの司会をしていた四天王が傘を差して待ち構えていました。「このゲームに乗ったらどうせまた1人死ぬんだろ」「そんならやらない方がよくね?」と引き返しかけるんだけど、引き返したところで歴史は変わったままだし財宝もないし……というわけで結局乗ります。黄渤が最初に引き返して、敵方の誰かの傘を奪ってポーズを取るので、「お前も合わせて五天王みたいだなw」と紅雷が笑っていた。

 てっぺんに待っていたのは、あの皇女様でした。白いヴェールを被り、「お前たちを400年待っていたぞ」的な台詞を述べる。ここでの詳しい話はまた忘れましたが、とにかくゲームです。

 最後のゲームは、皇女様の前の石テーブルに並べられた4つの酒杯のうち、3つが毒入り、1つだけが毒無しであるから、毒無しの酒を選んだ者が勝ちというもの。選ぶ前に1人2問ずつ皇女様に質問を投げることができます。ただし、皇女様には裏表(身体の前側に白いヴェールが、背中側に黒いヴェールがかかっていて人格が異なる)があって、どちらかは嘘しか言わず、もう一方は本当しか言いません。

 まずは黒白どちらが嘘/本当なのかを見分けるために、紅雷が「俺は男か?」と白側に向かって尋ねます。答えは「お前は男ではない」。つまり白側が嘘つきであると。次に、黒側に「この酒杯は毒入りか?」と尋ねると「Yes」。二番手の黄渤は、裏表を紅雷から聞いて、もう二つの酒杯について尋ねます。4つあるうちの3つについて尋ねられるわけだから、どれが毒入りでないかは、最初から明らかになるように仕掛けられているんですね。

 ここらへんのどこかで、

黄渤「死んだ兄弟たちを生き返らせる方法はないのか」
皇女「(白側)あることはあるけど、あまりに難しすぎて誰も達成していない。チャレンジすらしていない」

 というフラグ立てをしていました。白側が言っていることがポイント、かな?

 さて、毒無し酒杯はわかりました。あとはこれを誰が飲むかです。結果的には、紅雷が飲みました。結果しか書けないのはわたしがほとんど忘れているからです。

紅雷「一番イケてるのは誰だ……」
黄渤「例え死んでも一番イケてるのはお前だよ……」

 っていうやり取りはあった。崩れ落ちる紅雷が、黄渤の手を掴むシーンもあった。この2人の組み合わせか……と思いながらそれを見ていた。悪くないと思った。

 勝者となって財宝を手にした黄渤に、皇女様が「そなたが妾の驸马(皇女の夫)になるのだ、この天地は全てそなたのものだぞ」等と言いますが、黄渤の頭に過っていたのは先ほど尋ねた、兄弟を生き返らせる方法について。閃いちゃったみたいだよね〜。

 黄渤は兄弟たちの表札を拾い上げ、皇女様の背後の、山の火口の淵に立つ。何をするつもりだ、といきりたつ皇女様。

黄渤「全てが俺のものになろうとも、兄弟たちがいない世界なんて楽しくないんだわ」

 捨て台詞は概ね上記のような意味。5人の名前を読み上げながら表札をマグマの中に投げ捨て、最後に黄渤もドボンと飛び込む。

 そして誰もいなくなった……。

 

正しい?2016年

 映像が切り替わり、田んぼの中で極限挑戦の撮影をしているメンバーが映ります。タイムスリップ直前の、紅雷とレイくんの凧揚げシーンね。でも、あれ、5人しかいなくない……?

 と思っていたら、黄渤、牛引いてんのwww 牛www この人の身分証が「黄牛?」に変わっていたという話を前段でしたじゃないですか、それがね、どうやら黄渤だけそのままなのwww 何だよこのオチはwww

 黄渤おじさん、空を仰いで台詞があった気がするんですけど、すっかり忘れました。テレビの二期冒頭でこれが回収されるのかどうか、いや、大陸バラエティのことだから無かったことにするんじゃないかな……。

 エンドロールは撮影中のNGシーン集です、黄渤の救済とか一切ありません。そしてNGシーンが流れているにも関わらず、ごっそり捌けていく中国人客。驚くよねー。エンドロール始まると会場の照明が点くのはデフォルトで、普通の歌だけならそりゃ出て行っても構わないけど、俳優の声までちゃんと入ったNG集なんだぜ、それでも見る必要無しなのか……。ちなみにエンドロールの最後にも何も回収されません、アベンジャーズならここで次回に繋げるところだけれど、中国では皆が捌けると分かっているので制作側もそんな博打は打てません。

 

感想

 冒頭にもちょろっと書いたけど、映画にする意味はなくもなかったかなと思いました! 歯切れ悪いな!笑 まあ映画じゃなかったら皆こんな演技っぽい演技してくれなかっただろうし。衣装とか画面効果とか豪華だったし。中国人が笑ってるところで笑えなかったの悔しいので中国語もっとやらねばなあ。

 レイくんの出番が少ないのは致し方ない。王迅さんの扱い、これ以上極端になると笑って楽しめないからテレビ二期ではやりすぎないように頼みますよ。いじられ役が固定されるとつらいんだよ、見てる方が。トップ3人のキャラが固まりすぎているから入り込みにくいのは分かるんだが、軽やかに躱していこう。

 あとなんかあったかなー。特にないかなー。一期を見通したら何か出てくるかもしれぬ。先が長すぎて目眩がします。絵面のイメージつかなかったら公式weibo見にいくと山ほど画像があります、黄勃さんの最後のセリフらしきものも上がってたわ! 故事っぽくて意味わからなかったけど。

 とりいそぎ以上! みんな映画見てね!!