Trippin’

現在はK-POP/HIPHOP中心

11人いる! EXOPLANET #1 THE LOST PLANET in SEOUL

 萩尾望都のSF漫画「11人いる!」。試験のために10人一組になって宇宙船に乗らされたら、なぜかそこには計11人の同乗メンバーいて……から始まる傑作漫画で、わたしは主人公とフロルのカップルがかわいくてものすごく好きです。電子版あるなら買おうかな。 

11人いる! (小学館文庫)

11人いる! (小学館文庫)

 

 

 まあ表題DVD見た方には何が言いたいかお分かりかと思いますが、わたしは今日も何の予定も無かったので、一日家に引きこもってEXOの2014年ソウルコンDVDを見ていたんですけどね。

FROM. EXOPLANET #1 THE LOST PLANET in SEOUL (3DVD + フォトブック)(韓国盤)

FROM. EXOPLANET #1 THE LOST PLANET in SEOUL (3DVD + フォトブック)(韓国盤)

 

 先に同じくEXOPLANET #1@東京ドームコンのDVDを見ていたから、セットリストとか演出とか全部知ってたんだけど、違うところが一つだけあって。

 ソウルコンでは、11人いる。

www.youtube.com

 ……この動画はクリスもいるな。

 えー、東京ドームでは既に10人となっていたEXOが、ソウルは11人いるわけですよ。ルハン先輩がね、まだステージに立っているんです。あまり情報収集する方じゃないので、とりあえず再生して気づいたんですけど。あれっこの子たち11人いるじゃん、ルハンがいた頃のコンサート映像じゃんって。

 でもルハン、見事に編集で切り取られてた。ことごとく切り取られてた。まず冒頭の挨拶、明らかに11人の人影が一列に並んでいるのに、頑にルハンは映っていなかった。遠景ではさすがに切り取れないから分かるんだけど、レイくんとカイくんの間にルハンはちゃんといるんですよ。しかし、当然一人ずつの自己紹介では飛ばされてるし、恐らく、ルハンに言及したり絡んだりしたであろうメンバー(特にシウミン)も一緒に編集されてる。完全に亡き者になってる。

 先のAmazonリンクからセットリスト見てもらうと、オープニング映像→パフォーマンス系楽曲→レイくんソロダンス→Moonlight→チャニョルソロドラム、のあとがAngel中国語版なんですよ。

 このM贔屓ブログを読んでいる人でEXO-Mの知識皆無って人はいないと思うけど一応触れておくと、EXO-Mのメインヴォーカルは言わずと知れたチェンくんで、その次はルハンなんですね。チェンくんと一緒にバラード曲を歌い上げるのはルハンの役目。

 そんでAngel、めっちゃバラードなわけで。ソロパートはチェンくんが1/3、ルハンが1/3、その他1/3くらいの配分なんですよ感覚的に。すっごいルハン歌ってるの。それがね、チェンチェンが歌ってるときはチェンチェンにロック音しているカメラが、ルハンが歌っているときは踊っている他メンバーを映したりわざとらしくステージ遠景を映したりしている。ルハンの顔が判別できる大きさで映ることはなかった。ステージ遠景時のスクリーンにルハンが映ってるのが確認できるくらい。

 ……こんな不自然な映像見るくらいなら最初っから10人の東京ドームコンDVD見ていた方がよっぽどマシだよ!!!!

 何で楽しいはずのコンサートDVDをこんなお通夜気分で見なければいけないのか……思っていたよりずっと中国語で歌っている彼らの、Mの2番手のヴォーカルであるルハンの不在を、このステージからDVD発売時までに起こった(具体的な日時は調べてないけど)一連の訴訟を思い起こしながら見なくちゃいけないんだよ!!! ワーン!!!

 分かりますよ、別にSMがしたくてやっただけじゃないってことは。ルハン側も映してくれるな肖像権の侵害だくらい言ったかもしれないってことは。両者にとってルハンを映さない以外の選択肢が無かったのであろうことは。全部分かりますけどね?

 EXOPLANET #1のMオンステージのMy Lady、グレーの柄ジャケットに黒パンツという個人的に最高な衣装をまとったMの5人が一輪の薔薇を客席にばらまきながら歌うMy Lady、この衣装を着たルハンの公式映像が世の中のどこにも存在しないだなんて……信じられない……。

 まあバラードやKM一緒に歌い踊る曲はまだいいんだけども、ルハンがセンターのHISTORYなんてとんでもないことになってたからね。二人か三人ずつでしか映せないMの子たち。ちょっと編集疲れて来たのか、さすがにセンターを抜くのは難しかったのか、HISTORYではちょいちょい映ってたわ、ルハン。

 唯一まともに映っていたのは、別撮り映像のHeart Attack。これは双方のお許しが出たのか11人が完全に揃った状態で収録されてました。ここにちょいちょい映るルハンのかわいいこと……ルハンのかわいいさは重々承知してるつもりだったけど、散々じらされたあとのルハンはひときわ輝いていたよね……。

 そしてタオタオ。

 タオタオの美しさは幸いちゃんと映してくれているんだけど、アンコール時の挨拶がもうだめだった。スホさんが「僕がいるからEXOがあり、EXOがいるから僕がある」的なことを言うのよ、んでその後に一部メンバーの名前にも触れてね。一番に呼ばれたのが、何とタオタオでね。でももちろん、ルハンの名前はなくてね。このときは確かにEXOのルハンだったのに、2015年末の今、タオタオの名前までなくなってしまった。

 泣かないでって言ってもらいたいのはこっちだこの野郎……!

 スホさんは更に、何か言いたげにしているタオタオに話を振って、タオタオが中国語で挨拶できるようにもしてくれて、タオタオは自分の母語で、「色んな噂(クリスのことだろうか)があった中で僕たちのことを信じてくれて有難う」とか言うわけですよ。もう勘弁してくれよ。君の言葉が全て泡沫になってしまった今、どんな気持ちでこれを見ればいいんだよ。あと十分ちょいでお前が出演している大陸バラエティが始まるんだよ!!!

 好きになったときには既に9人体制だし吹っ切れたつもりだったけど全然だめだなー! もう全然だめ。

 クリスもルハンもタオタオも大陸で大活躍中で、彼らの労働環境は遥かに良くなったんだろうけれど、わたしが石油王だったら……SMに、12人揃っているコンサートDVDを出させたいです。大陸の4人が一緒に活動できるような圧力をかけたい。はー。まったく何でEXO担になってしまったんだ。勘弁してくれよ。