Trippin’

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20140929 チェコ、プラハ

 中国の国慶節に前後3日間くっつけてのチェコポーランド旅行にいってきました。

 なぜこの2国にしたかというと、フライトを取ったのが7月末で既にめぼしいところは高騰していた中、チェコは比較的安かったから。そこからオーストリアに行くかポーランドに行くか迷い、アウシュビッツ見とくか~と軽い気持ちでポーランドに決定。プラハinのクラクフoutで15万ちょい。すると9月頃、クラクフ便が飛ばなくなったからワルシャワoutにしたらどうだという連絡が来て、面倒だなと思いつつ変更。結果的にプラハ(4泊)→クラクフ(2泊)→ワルシャワ(2泊)というベストな行程になりました。

 トータルでかかった金額は、22万強。15万が航空券、7万が現地で使った分。

 29日1:40上海発で出発。アエロフロートなのでモスクワ乗り換え。

 以前トルコ・ギリシアに行ったとき、あまりの椅子の少なさに人々が新聞紙を敷いて寝ていたので嫌だなあと思っていたのだが、ターミナルF以外は広々していてWi-Fiも通っており、普通に快適でした。

 しかもアエロフロート、行きも帰りもオンタイムどころかビハインドの勢いで、ものすごく好感度が上がった。粗食としか言いようのない機内食も私は嫌いじゃなかった。下手に調理されるよりずっといい。必ずガトーショコラ的なケーキがついていたのもよかった。ケーキに飢えていた私は空港内のカフェで既に食してしまっていたのだけど……。

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 どこを見てもアエロフロートの飛行機ばっかり。

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 プラハに着いたのは現地時間の昼過ぎかな? 国際空港なのに閑散としすぎていてビビった。私たちの飛行機しか着陸していないのではという勢い。

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 税関前のATMからクレジットカードで3000コルナ引き出し。1コルナ5円くらい。15000円。

 市内に行くためにバス+メトロのチケットを買います。駅構内にInfoのブースがあって、英語対応可能でした。ホステルの案内に書いてあった通りに伝えた。32コルナ。このチケットの下の部分を、バス内の打刻機に突っ込むと、日付と時間が印字される。チェコポーランドもバスやトラムはこの形式。

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 めっちゃいい天気。寒さに凍えることを覚悟してきたのでかなり拍子抜け。欧米人が半袖で歩いているほど。

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 エアポートバスではなく、ただの市バスなので、普通に市民の足だった。空港からすぐ民家があって、スーパーで買い物してきたらしき人とか乗ってきた。小さな国なんだろうなと思った。びっくりするほどあっという間にメトロの駅に到着。

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 地下鉄の写真撮ってたら一本逃した。でもすぐ次は来ました。車両に乗り込んだら見事に欧米人しかおらず、既に帰りたくなる。

 

 地下鉄の駅を出たらそこはヨーロッパでした。

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 騙されている気分だった。

 事前にポーランド人の彼氏がいる友達に「キャリーで行っても大丈夫かな?」「大丈夫じゃない?」と聞いてもらってたけど、チェコはキャリーで来るべきではない。石畳。超石畳。少し歩けばアスファルトもあるけどバックパックをお勧めする。

 

 ホステルは地球の歩き方に載っていたとこを事前予約していたので、地図もあるし大丈夫だ~と思っていたら、チェコの標識がことごとくチェコ語表記のみで軽く迷った。こんな観光大国なのに、なぜ英語表記をつけてくれないのか心底不思議。メトロにもチェコ語しかなかったような……。キャリーを抱えて10分ほど歩いたら無事着きましたが。

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 3泊分のお金をカードで払い(4000円くらい?)、もうチェックインしていいよ、と言うので有難く部屋に荷物を置きに行って観光です。

 部屋は清潔でオシャレ。女性ドミトリー8ベッド。ベッドの下が荷物入れになっており、南京錠があればロックかけられる。各枕元にはコンセントが2口。素晴らしい。ただしシャワーがクソで、5秒ごとにボタンをプッシュしないと水が出なかった(トイレとかにある、蛇口を押したらしばらく水が出て来る方式)。

 共有スペース。地下もあってかなり広かったが、ここでしかWi-Fiが繋がらないために夜になると大混雑。

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 地下鉄駅のすぐそばにあるラーメンバー、ここに入るのを我慢するのに一番気力を使った。上海の一風堂の方がまだ美味いって! と言い聞かせながら……だって毎日通るんだもん……。

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 中心となる大通り。一番奥にあるのは確か博物館だったけど今は入れなかったはず。

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 腹が減って仕方がないのと、あまりにノープランだったのとで、道の左側にあったマックに入ってセットを頼む。えらい高かった覚えがある。1000円近かったのではないか。マックだけは上海の方がはるかに安い。女子二人組がニヤニヤ笑いながらこっちを見ていて嫌な気分になった。アジア人で悪かったな!

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 よくわからないオブジェ。登れる。

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 正にヨーロッパという景色に圧倒される。街行く人がほとんど観光客で手にマップを持っていた。ちらほらアジア人の姿を見つけて安心する。

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 これ以上行っても何もないので引き返して旧市街の方へ。

 いたるところにホットドッグ屋台が。ウインナー文化圏なのか。

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 我らがコスタコーヒー!(上海はスタバとコスタコーヒーの傘下です)一度も入らずに終わったけど。そこそこのお値段しました。イギリス資本なんですってね。

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 観光客用?の市場が出ていた。土産物から果物まで。ベリー系の果物がよく売られていた印象。ここの絵はがきが一番安かったんじゃないかな。

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 謎の車。おばあさんがポーズきめて写真撮ってた。

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 なぜセグウェイが……とこのときは思ったのだけど、プラハは世界一セグウェイが多い街です。嘘です。でも多いです。観光客向けの乗り物。シンガポールにもあるらしいね。

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 旧市街の広場の入口には有名な時計が。一時間ごとに人形が動くらしい。これは後日フリーツアーに参加して聞くのだけど、世界三大がっかり観光スポットの一つだよとジョークを飛ばされるくらいつまんないらしい。

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 広場があってこそヨーロッパ! 馬車が大量にいた。

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 この後ろには疲れて座っている人たちが大量にいた。
 屋台がたくさんあって美味しそうだったけど、暑くて甘いものを食べる気分でもなかったから、そのまま歩いてドナウ川を目指すことに。

 シナゴーグのあるあたり。どこに行ってもヨーロッパ各地から来ているとおぼしき学生の集団が目立った。じろじろ見られるし圧倒されるしあまり出会いたくない。

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 美しき青きドナウ! 考え無しに来たら太陽に向かって歩く羽目になってしまった。

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 とにかく暑い。影が濃い。

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 やがてカレル橋のたもとに到着。カレルってカエサルのことなんだってね。英語ではシーザーブリッジ。

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 セーラー服を着てドナウ川クルーズの勧誘をする人がたくさんいました。フランス語をしゃべっているような気がしたが気のせいかもしれない。この衣装は90パーセントアフリカ系の人だった。空はひたすら青いです。

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 カレル橋自体が観光スポット。両側には聖人の石像がしつらえられ、音楽をしている人や絵描きや土産物売りがたくさんいる。物乞いもいる。まあどこの国にもいるね。チェコで見た人の多くは頭を床につけてキャップをお金入れにしていた。大きな犬を撫でている人も多かった。ヴァイオリン等の楽器を弾いてる人もたくさんいたけど、ああいう人たちは物乞いなのか大道芸の一環なのかよくわからないなあ。

 しかし日本は人口の割には物乞いすっごい少ないよね。ホームレスはたくさんいるけど。いいことだと言っているわけではない。

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 橋の上から。橋を渡ってずっと進んで行くとプラハ城にたどり着きますが、城は翌日と決めていたので、ミュシャ博物館に引き返します。

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 どこを覗いても期待を裏切らないのがプラハのすごいところ。美しい建物が戦火を逃れてよかった。その代償は大きかったろうが……(歴史的によく占領されてた)。

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 ミュシャ博物館。1時間もあればじゅうぶんと地球の歩き方にもあったけど、本当に小さかった。でもあれだから、おたく女子はみんなミュシャが好きだから!

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 大きな版画がたくさんあって綺麗でした。油絵もあった。しかし一番の大作は、奥で上映されているミュシャの生涯ドキュメンタリーだと思うw あれ英語で放映してたけど、チェコ語ではやらないのかな……? あまりの長さに途中で立って出て行く人がたくさんいた。客層は、欧米人の年配の人と、韓国人の若い女子が多かった。しかし韓国人女子って見たらすぐに分かるな。日本人カップルもいた。

 ポストカードを2枚購入し、カフカ博物館のチケットも買おうとしたところ(ここで買うと半額らしいので)、「確かに半額だけど、もう閉まっちゃったから……」と言われる。商売っけがない。

 歩き疲れて、マックカフェでアイスティー(と言ったらこの国ではリプトンレモンティーが出ます)を飲みながらポストカードを書いた。一枚20~25コルナだったはず。左の縦長のやつは自分が欲しかったので祖母に出した。

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 外に出たら日が暮れており、夜ご飯はその辺のピザ屋に入った。いくらだったか覚えてないけど高くはなかった。40コルナくらいじゃないか? 上海に比べたら何でも安かったよ! でも本当はラーメンバーに入りたかったんだ。

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