友達が遊びに来てくれて上海市内をぶらぶらしたので、ブログの本来の目的を取り戻すべく日記をば。せめて年一の長期旅行分くらいはちゃんと書きたいんだけどね……。
到着日
金曜夜の便で来てくれたのです、が、「リニアの終着駅まで来てね!」とお願いしていたにも関わらず、税関が混みすぎて最終に間に合わない事態。でも一人でタクシー乗せるのは不安すぎる……というわけで既に地下鉄に乗っていたわたしがそのまま終着駅の空港まで向かい、合流。地下鉄一時間乗ってるの地味に疲れるんだけど、Wi-Fi整備されたからまだマシかな。
外に出て、タクシー拾おうとしたらちょうど静安寺行きのバスが止まっていたので乗り込む。ラッキー! 空港からだとタクシー高いんだもん!笑
- 空港バス 22元×2人
初めて乗ったけど快適でしたよ、何てったって安い。問題は、静安寺に着いてからタクシーが拾えないこと。金曜夜だから全然いなくてね……。仕方ないので客引きしていたバイタクに乗りました。値切るのも面倒だったから言い値。それゆえか運ちゃん超ご機嫌でずっと喋ってた。笑
- バイタク 20元
それでも空港→タクシーよりは全然安いから!!
一日目
12日朝、朝ご飯は近所までチマキ(豚肉と卵の気味入り)を買いに行きました。中国では朝ご飯を外で買う人が多いため、そこらじゅうで肉まんやら揚げパンやらチヂミ的なものが買えます。大変便利です。
- チマキ 3.5元
朝食後、友達の要望で写真館の予約を入れていたので、横着して自宅からタクシーに乗りました。2016年現在の上海初乗りは14元。複数人いれば地下鉄に乗るのと大差ない金額だったりする。ただし英語は通じないと思ってください。行き先は住所よりも「○○路と××路」と指定するのが無難。
- タクシー 16元
今回はこちらの写真館に行きました。
写真3枚入りのアルバム作成&2ショット入りで、一人400元。安くはないけど外国人相手だしね。日本語のできる店員さんが一人だけいたな。中国語分かる人と行くのがベストだと思うけど、多分何とかなるんじゃないかな?
- 変身写真 400元×2人
わたしたちの前に3ファミリー合同のお客さんがいて、すげー待たされた。笑 訴えようにも日本語担当の店員さんがどこかに行ってしまっており、45分くらいは大人しく待ってたんだけど、あまりに遅いからカメラマンの人に中国語で「予約の時間過ぎまくってるから試着先にさせてくれ」と伝えたら「どうぞどうぞ」だったので、言いたい事は自分で言わなきゃだめだね! いい加減学ぼう!
前の人たちがメイク中だったためひたすら試着に励む。試着させてもらいながらであれば待つのは苦にならない。
その後ようやくメイクの順番が回ってきて、ほぼ日本語の通じないメイクさんに容赦なくファンデーションを塗りたくられる。あれは完全にお絵描きだった。二重シールで二重の幅を大きくされ、つけまつげを二つ乗せられ、ケバいとしか言えない顔面に。
事前に「髪型チュンリーみたいにお団子二つがいいよね〜」とアラサー女子二人で言い合っていたのだが、メイクさんにこういうのが良いと写真を見せたら「かわいくない」「子供っぽい」とばっさり斬られたから諦めてお任せした。
見事に写真の撮り甲斐のある姿になりました。肝心の顔はお見せできませんけど。
それから階上のスタジオで写真撮影。カメラマンにポーズや小道具を指定されながらひたすら撮影。「リラックス〜」言われるけどかなり無理のあるポーズをしているから苦しかった。撮った写真はあとで選ばせてくれます。採用しなかったけどMr&Mrsスミスみたいで面白かったのがこれ。笑
カメラロールを振り返ってみて、自分の顔の大きさやスタイルの悪さが浮き彫りになるな写真ってやつは……と痛感しました。せめてスクワットするわ(全人代でネット見れなさすぎて暇なので始めた)。中国語の先生の友達にも「太ったね」と言われていたらしい。知ってるわ!!!
服は着替えて、メイクはやり直すのが面倒だから超絶ケバいままで街に繰り出す事に。中国だからいいよね的な……笑 でも今写真を見返すとわたしのケバさ半端なかった、全部能面みたいになってた。
ここまでで三時間以上かかっていたため空腹に。昼食も中国っぽいものがいいかな〜と思ったんだけど、彼女が甘いもの好きだと知ってたので近所にあったMr. Pancakeを提案。甘いのと甘くないの両方頼んでみたら、ものすごいボリュームの皿が出てきた。
- パンケーキ+紅茶 61元×2人
これ食べきれるかな……と心配していたものの、瞬殺。本当に一瞬でなくなった。ソーセージ美味しかったです。ここのパンケーキ休日に出前でよく取ってるんだけどw、いつもオムレツセットだから、今度ソーセージも頼んでみよう。
腹が満たされたところで地下鉄静安寺駅まで歩き、2号線と10号線を乗り継いで豫園へ。
豫園駅のエスカレーター上がったところで、「写真撮ってください」と男女二人組に声をかけられる。撮ってあげて、ついでにこちらも撮ってもらう。それから中国語での立ち話が始まり、仕事が〜旅行が〜と付き合っていると「これからお茶屋さんに行くので一緒に行きませんか、豫園の方は人が多いですよ」。
詐欺きたーーー!!www
「いや先に豫園行くんで」と言い返し、恐らく向こうもこちらが詐欺に気づいたと分かったんでしょうね、和やかに別れました。旅先で話しかけて来る人には適度に注意しましょうね。
日本から人が来るたびに豫園に行きますが、いつ行っても写真を撮ってしまうのであった。何となく中国っぽい建物があるからさっと散歩するにはいいよね。せっかくなので庭園にも入りました。
- 庭園入場料 30元×2人
本当なら豫園から外灘まで歩くのが観光コースなんだけれど、風が強く本当に寒くて、地下鉄に乗って南京東路に移動することに。なおこのとき、先ほど出てきた地下鉄の入口でまたも男女二人組に「写真撮ってください」と頼まれるww また詐欺かよ〜と、写真だけ撮ってさっさと別れました。観光地では気をつけてね!
夜景待ちのために新世界大丸の近くのスタバで休憩。
- カフェラテ 27元×2人
18:30頃に川へ向かって歩いていきました。人すごかった! ただの土曜なのに何でこんなにいるんだよとびっくりした。おなじみの夜景を写真に収める。
浦東側。
外灘側。
寒さに凍えながら、火鍋を食べるべく南京東路の駅側に引き返す。この手のネオンとか雑多な街中とか、日本人の思う「中国っぽさ」ってどちらかというと香港の景色じゃないかな〜。九龍城的な。
以前中国語の先生に連れて行ってもらった火鍋屋、値段が手頃なのといつ行っても座れるのでちょくちょく利用しています。
スープは辛いのと辛くないの両方(どうせ皆こうなんだからデフォにしておけばいいのに毎回聞かれる)。野菜盛り合わせ、ほうれん草、羊肉、豚肉を注文。わたしはひたすら辛くないのを食べて、友達はずっと辛いのを食べていた。結構辛いのにすごい。
羊肉の癖がなさすぎて豚を食べているのだと思っていたが、いつまで経っても肉のもう一皿が来ないので「まだ羊が来てないんだけど」と尋ねると「それじゃん」。来てないのは豚だった。しかし我々のテーブルに来るはずの肉がどこか行ってしまったらしく、「まだ食べたいの?」と聞かれる。中国。実際満腹だったから「もう要らない」とキャンセルできてよかった。
- 火鍋二人分 248元
重くなった腹を抱え、翌日の朝ご飯にとリリアンベーカリーのエッグタルトとチーズタルトを買って帰りました。このエッグタルト、わたしが来た当初は4.5元だったけど今は完全に5元になりましたね。どんどん物価が上がってる。
- エッグタルト&チーズタルト 13元
日本から持ってきてもらったBIGBANG東京ドームコンDVDを流している横で、友達は食べ過ぎが原因とおぼしき腹痛を起こしていました。笑 中国の病院で出してもらった薬を飲ませたら良くなったみたいで一安心。
二日目
11時まで寝倒し、もぞもぞと起き出してエッグタルトを食す。元々雨の予報だったのだけれど、何とか保ちそうな空模様。
家の近くの市場をちらっと覗いてみたら、野菜と一緒に田螺が売られていて笑う。海鮮物扱いではないのか。田螺、こないだ同僚が調理してきたのを食べたばっかりで、「これって普通に売られてるんですかね〜」と上司に聞いたら「市場行ったらいいよ」と言われたんですよね。マジであったよね。ちなみに味は普通の貝と一緒でした。
二日目の予定は李鴻章の愛人宅で広東点心を食べること、のみ。贅沢な休日。
二号線で江苏路まで行って、20分くらい歩いたかなあ。延安路を超えたあたりから雰囲気が変わりフランス租界めいてくるんだよね。あの辺歩くならプラタナスの木に葉が茂る頃がお勧めです。
入口が二つあって分かりにくいけど、明らかに正門めいた門があるので、そちらを目指しましょう。中に入ると豫園にもある龍の飾りや、中華風の東屋がある庭の先に、白い建物が見えます。これがレストラン。昼は飲茶、夜は高級な上海料理のお店。
警備員らしきお姉さんに「下午茶?」と尋ねられる。字面の通り、アフタヌーンティーのことです。飲茶アフタヌーンティー。
ちょうど窓際の席が空いていた。ラッキー。店内はちょっと寒かった。本当は字だけのメニューの必要なものにチェック入れるんだけど、写真と日本語つきのメニューを出してくれた。お茶はプーアール茶にしてみた。
チャーシュー饅と海老餃子。めっちゃ美味い。
海老焼売。めっちゃ美味い。
カスタード饅。めっちゃry
点心計7皿とお茶で2時間ほどゆっくりして203元。ローカル値段に比べたら割高だけど、この雰囲気と静けさで美味しいご飯をのんびり食べられるんならいいんじゃないかなー。わたしたちは大満足でした。お茶は飲み放題だし。
- 広東飲茶二人分 203元
あ、Wi-Fiは8が8個だったよ!(店員さんが他の人に教えているのを聞いた)中国のお店のWi-Fiパスワードがわからない場合は8を8個or12345678をとりあえず試してみましょう。店の名前が8文字だった場合も一応試してみて。それでもだめなら潔く店員に聞きましょう。
前日の写真を取りに行くまでに多少時間があったので、交通大学駅まで歩いて、これまた定番観光地の田子坊へ。駅では駅中にトイレがあると思いきや改札の外で、どうしようかな〜と駅員さんに「トイレ行きたいんだけど」と聞いてみたら改札開けてくれました。ゆるいね中国!!
田子坊は雑貨と飲食店がごちゃごちゃとひしめき合っている一角です。観光客ばっかり。
クソ寒い中で飴アートをしている男性。
お腹が空いてたらカフェ入って休むのもいいんだけどね〜。寒いからか豆腐の屋台が大盛況だった。今度食べたい。
さっと見回ってから変身写真館まで。頬骨の影や輪郭を修正されまくったアルバムをお受け取り。高いお金を払っただけあってアルバム立派だった。でもこんな嵩張る装丁にしてくれなくてよかった……。笑
帰り途中に静安寺の前で写真だけ。ここ入ったことないけど何か面白いのかな。
最後に最寄り駅の鮮芋仙で、芋圆の4号と仙何とかの1号を食べてみた。仙草ゼリー? の方はちょっと漢方っぽい味でイマイチ。芋団子善哉は無難に美味しかったです。また食べよう。
- デザート 22元×2人
ひたすら食べまくった二日間でした。
更に、帰宅したわたしが米を炊いて彼女のお土産の明太子でご飯を食べていたら、彼女もお腹が空いてきたと言うのでインスタントみそ汁とふりかけで質素な夜ご飯w
帰国日
あとはわたしの出勤と同時に地下鉄に乗せて空港に送り出すだけ。気をつけてねと言って駅で別れ、会社の最寄り駅で改札から出ようとしたら……
友達「お財布盗まれたかも」
マジかーーーー!!!!
鞄のジッパーが開いてたのを、おばさんが突ついて教えてくれたみたいなんですよね。もしかしたら「今盗られたよ」かもだったのだけど、彼女は中国語分からないし。わたしは上司に遅刻連絡をし、急いでリニアの駅へ。パスポートは無事で、カードも分けてあったのが残っていたので、リニアの切符だけ買ってあげて事なきを得ました。
やー地下鉄が混んでいる時間帯に不慣れな人を一人で乗せたのはわたしの落ち度だった。今度からは問答無用でタクシーに押し込む。タクシーだと降りる時に中国語で話しかけられるから、誰とも話さずに済むリニアがいいかな〜と思っちゃったんだよね。
わたしは掏られたことはないけど、自ら財布を落としたことと、ルーターをカフェに置き忘れて出てこなかったことと、鞄の中でスマホを水浸しにして壊したことがあります。一番の敵は己である。旅行の際一応気をつけてるのはこのへんです。
- 日本で使ってる財布は高いものなら置いていく。盗まれてもいいものなら中身だけ入れ替え。中身は現金とクレカ複数枚と空港までのSuicaくらいで足りる
- 現地通貨とクレカ/日本通貨とクレカは分けて持つ
- 鞄は斜めがけのものを前に抱えるように持つ。ジッパー必須
- スマホは鞄の中か、ポケットに入れるなら常に手を添える。手持ちのときは電車の扉の側には立たない。閉まる直前にひったくられます。更にイヤホンして面倒そうに見せるか、注意力散漫になって逆に奪われるか……笑
- パスポート系は全部写メってあちこちに保存
- クレカ写メもクラウド上に保存しておけばいつでも止められるけど、クラウドサービスはたまに情報流出してるので、何を取るかです
- 長期旅行ならカメラ用SDカードも分散させる。PC持ってってバックアップ取るのがベストだけど、スマホでも撮っておいて都度クラウドに上げておけば全部消失という事態は防げる
最後の最後で嫌な思い出作らせちゃって申し訳なかった。
本件、彼女に確認の上で彼女の旦那のメールアドレスに連絡しておいたら、先ほどSkype電話がかかってきて「あなたに教えた旦那のメールアドレス間違ってたから届かなかったんだってー!」「えっエラー返って来てないんだけど」「どこかの誰かに届いちゃったのかな……」と言われ、マジで最後の最後までしょうもないな!! と思いました。笑
でも友達が来てくれるのすごく嬉しいし楽しいよ。有難う。